⑥母親の身体について

母親の身体について:カルテ1

生後4ヶ月の子を母乳育児中です。
繊細な子のようで、部屋が変わっただけでもすぐ泣くくらいで、とにかくよく泣きます。夜中の授乳がつらくぐっすり休めるときがありません。1日15~6回の授乳生活で肩がガチガチに張って疲れています。夫は仕事が不規則で忙しく頼れない。お互いの親も遠く離れており頼める人がいません。

行政の援助とか、地域の子育て支援相談の機会などはありそうですか?

地区の子ども家庭相談員が来てくれました。
いい人で優しくはあったけれど「赤ちゃんは泣くものだからがんばって」と言われて終わり。保健師さんも「お腹がいっぱいでオムツがキレイなら寝るはず」、それに母乳のことをよく知らない人で「粉ミルクを足してね」とすぐに言うのもつらかった。一時保育を探してみましたが、高額なものしかなくて頼んでいません。

肩こり、つらいですよね。初めての慣れない育児で身体が緊張しきっているのではないでしょうか。
母乳は別名「白い血液」と呼ばれていて、ママの血液から作られるので、血流がわるいとおっぱいにもよくありませんから、まずはママの肩こりをなんとかしたいところです。

・日常でできる身体を温める手当法の紹介
・産後ドゥーラやシルバー人材センターなど、保育以外の人手の情報の提供
・産後ケア入院や産後デイケアをしている施設の情報提供
・整体、マッサージ、鍼灸、美容院など、赤ちゃんを家族などに預けて1~2時間ママの身体を休める方法はないか

などをしばらくお話ししました。

話を聞いてもらえて、ほっとしました。がんばらないで今日相談したなかで日常的にできる範囲のことをやってみます。

母親の身体について:カルテ2

生後7ヶ月の赤ちゃんがいます。
右側のおっぱいを飲みたがらず、5分で泣きます。マッサージを受けたが「とにかく飲ませなさい」と言われました。赤ちゃんが欲しがるたびにあげているが、3~4時間の睡眠しかなく、1日中おっぱいの生活。夫は忙しく、おはようからお休みまで1人きりのワンオペ状態。これでいいの?母乳ってこんなに忙しいの?それにママ友がいなくて母乳育児の情報がありません。みなさん、いったいどうやっているのですか?

母乳110番より

一生懸命かがみ込んで赤ちゃんの口に自分の乳首を近づけようとしていませんか?自分はゆったりと、うしろに寄りかかるくらいのラクな姿勢で、そこに赤ちゃんの口をもってくるように、(女王様のように)いばって飲ませてみてください。

・飲ませ方の工夫の提案
・母乳育児の集まり(オフライン、オンライン両方)の情報提供
・他のママたちがどうやっているのか、ワンオペ育児の具体的な技の話題

などをしばらくお話ししました。
「みなさん、そんなふうにしているんですね。貴重な情報をありがとうございました。この際、近所ではなくてもいいので、どこかにつながれる母乳育児のサークルがないかどうか、もっと調べてみます」と話しておられました。

母親の身体について:カルテ3

生後3カ月の子と3歳の子を育児中。
上の子に発達障害があります。上の子が赤ちゃん返りして授乳のじゃまをしたり、夜中に私の上に飛び降りて起こしたりするので、睡眠不足でフラフラしています。
パパがたまに私を寝かせようと1~2時間、上の子を連れ出してくれたりもしますが、追いつかず、疲れきって身体が重いです。乳腺炎の治療を受ける間だけでも上の子を預けたいけれど、どうしてよいかわからなくて困っています。

母乳110番より

それは休めるわけがないですね。「熱をもって乳腺炎になりかかっているようだ」とのこと。そちらの専門家探しと行政の支援だけではなく、上の子と同じようなタイプの子がいる親の会などの情報も探してみましょう。

・乳腺炎の、家でできる手当法の情報提供
・地域の助産師で訪問してくれそうなところがないか(助産師会の窓口に聞く)
・発達障害の子をもつ親の会などの情報や、上の子を預かってもらえる仕組みが地域にあるかどうかを調べる

などをしばらくお話ししました。かなり深刻なご様子でしたので、乳腺炎に関しては専門家にかかることを前提に家庭での手当法の相談を。上の子に関しては情報を集めるお手伝いをする約束をして電話を切りました。
(その後、何度かお電話をいただいて情報交換して、ケアを受けることもできてだんだん元気になられました)