『赤ちゃんはおっぱい大すき マンガ母乳子育てライフ』

『赤ちゃんはおっぱい大すき マンガ母乳子育てライフ』

すずきともこ(著)
監修:堀内勁(聖マリアンナ医科大学名誉教授・小児科医)
(自然食通信社)

母乳育児に必要なのは“根性”じゃないのだ
4児のママが専門家と伝える「楽しいおっぱいライフ」の“コツ”

推薦者:ちかぞう

「母乳を出さなきゃ! 出ろ! 出ろ! 出てぇぇえええ」

初めての子を出産した直後の私、「NO BONYU, NO LIFE」くらいの勢いで寝不足の目をギラッギラさせて、赤ちゃんにおっぱいをくわえさせていました。

産院の授乳室では癒し系のオルゴールがBGMで流れていたけれど、20年近く経ったいまも同じ曲を耳にすると掌にじんわり汗が滲みます。

どうしてあんなに追い詰められていたのか……。産後のホルモンバランスかな、と思いつつ
「ママたるもの、コレくらいの“根性”がないとね!」と信じ込んでいたのかもしれません。

そんなママにかけられた世にも恐ろしい“呪い”を、4児のママ作家・すずきともこさんが
、母乳育児に精通した大先生とタッグを組んで「ほんわか4コマ漫画」で吹き飛ばしてくれる、いや吹き飛ばすというより『北風と太陽』の太陽のように解きほぐしてくれるのが『赤ちゃんはおっぱい大すき』です。

「母乳育児をしたいな」と考えているプレママ(あるいはプレパパ)にはまず、『赤ちゃんはおっぱい大すき』から「楽しいおっぱいライフ」スタートの“コツ”を3つ、贈らせてくだ
さい。

①赤ちゃんは3日分のお弁当と水筒を持って生まれてくるから、3日くらいは飲まなくても生きられるよ。

②生まれてすぐの赤ちゃんの胃袋はビー玉と同じくらいの大きさ。そのため一度にたくさん飲むことはできません。

③母乳が出るか出ないかあまり気にせず、スキンシップとしておっぱいを吸ってもらうのです。

だから、焦らなくても大丈夫。産後フラフラの身体に鞭打ち“根性”を振り絞って、重いコ
ンダラを引く必要はないのです!(←現役のママパパ世代には通じない?)

「母乳育児がうまくいかない」と、すでにお悩みのママ(あるいはパパ)もいらっしゃるかもしれません『赤ちゃんはおっぱい大すき』では「楽しいおっぱいライフ」を過ごすためのちょっとした“コツ”――「考えるのは後回し」「数えない」「忘れる」「自分で決める」「いつかは落ち着く」などなど――も、たくさん紹介されています。

「え、そんなこと?」と拍子抜けしちゃう“コツ”もあるにはあるんですが、意外に「そんなこと」に、一生懸命過ぎると気づけなかったりする場合もありますよね。

なにより授乳や、オムツ替えや、沐浴や、洗濯や、料理や、掃除や、仕事などなど……に追
われてしんどい時でも、4コマ漫画ならスルスル読めちゃいませんか。

実は我が家の小学3年生の双子(第2子+第3子)も『赤ちゃんはおっぱい大すき』が「大好き!」で、それぞれが本棚から出してきては楽しんでいるのですが、そのくらい気楽に手に取れちゃう。

とはいっても、例えば母乳を飲む時の赤ちゃんの口の形といった専門的な“コツ”もかわい
いイラストで描いてあって分かりやすく、決して内容が薄いワケではありませぬ!(パチパチパチ)

繰り返しになりますが、母乳育児に必要なのは“根性”じゃないのだ。

まるで“根性”を試すかのごとく冷たく身を切るような北風に、ママも赤ちゃんも晒される
ことがありませんように。

いつもそばであたたかく見守ってくれるおひさまが、みなさんの「楽しいおっぱいライフ」を、どうかぽかぽかと照らしてくれますように♪

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